みなさんは、自分は何をしたいのか、何で悩んでいるのかなど、すべてわかっていますか?
まずは、わからないでしょう。
しかし、今、自分が、だれで、何をして、どこにいるのかは、わかるでしょう。
または、親の名前、顔もすぐに、思い出すことができるね。
こういう事は、「意識の範囲にある」、事柄なのです。
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しかし、小さい時に何があったかということは、すべて、思い出すことはできないよね。
思い出すこともできるものもあれば、思い出せない、意識できない分もいっぱいあるね。
例えば、次の例を考えてみよう。
1人の男の子がいました。その男の子は、ある、特定の松の木のところには、絶対にいこうとしません。 また、いかせようとすると、何か緊張して、不愉快におちいるのです。
それはなぜだろう?
そこで、その男の子の両親にたずねてみると、昔、幼いころ、その松の下につながれていた、馬にけられた経験があったそうだ。
このことは、フロイトによれば、無意識にたくわえられた、記憶が、無意識に人間の心をコントロールして、体がいかせないようにしているということである。
つまり、無意識のうちに、人間の心をコントロールして、無意識のうちに、行動をコントロールしていることがあるんだね。
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