創りを伸ばす授業を創る

 
 子どもは学校で様々な教科を学習する。これらの学習は、日本の学校では通常、教科書に沿って展開される授業の中で実現される。学習の時間に、以下に述べるような、思考、推理、推測、想像、問題解決、その人らしさの表現や作品等、新たな何か価値あるものを求めて子どもの積極的な活動がある時、「創り」が出現する。

・その人らしい表現や作品をつくる
・疑問等から学習問題を考え付く
・より簡潔な計算方法を考え付く
・グラフに載っていない場所の値を予測する
・一つの問題に関して多くの解決法を考える
・伝統的な考えにチャレンジする
・新たな結合を考えだす
・さまざまな可能性を想像する
・多くのアイデアを考え出す
・理由を付けて有効なアイデアに絞りこむ
・新しいアイデアを着想し、新たな意味を発見する
・不確実なものを取り扱う
・困難に打ち勝つ
・ある事象から他の事象を推測する
・驚くような方法でアイデアに反応する
・アイデアを優れた方法で再解釈して伝える
・新しい文脈に知識を適用する
・アナロジー(類比的な思考: 例;太陽系は重い大きな太陽の周りを惑星が回っている⇒原子の内部は原子核の周りを電子が回っている)を用いる
・アイデアを当てはめたり修正したりする
・普通でない質問をする
・多くの観点からアイデアをだす
・因果関係を推理する
・因果関係を確かめる実験を考えつき、実施する
・さらなる発展を提案する



 創りを伸ばす各教科の授業案








  創りをどのように評価するか